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執筆者の写真Grand Flow

【成婚・半年後インタビュー】#1 結婚して変化した価値観


※入会当時


Grand Flowは退会されたあとも会員さんとお話をしたりご飯を食べたりしてコミュニケーションをとっています。結婚後も相談に乗ります!という名目ですが、その実、幸せなきもちをわけてほしくて。


今回はGrand Flowを成婚退会された英語講師のCさんと、その夫のKさんのお二人にお話を伺いました。

Cさんの婚活歴

2023年3月 Grand Flowで婚活開始

2023年5月 シカゴに住むKさんとオンラインで初めて会う

2023年11月 入籍・成婚退会

2024年3月 渡米し同居スタート


<自由が減ったと感じたその先に>


滝口(Grand Flow)

ごぶさたしてます!7月にGrand Flowの会員さんとオンラインでお話しして以来ですね。あのときは婚活とどう向き合ったらいいか悩んでいる会員さんのご相談にのっていただいてありがとうございました。お元気にされてます?


Cさん(妻)

そうですね、あのとき以来ですね。はい、元気にしてます。

滝口

昨年の11月に入籍されて、3月にCさんがシカゴに引越されましたよね?

いっしょに住むようになってから半年が経ちますけれど、どうですか、結婚生活は。


Cさん

「安定」という言葉がしっくりきます。いっしょにいることが馴染んできて。


滝口

馴染んでいく、って夫婦の面白みの1つですよね。ちょっとずつフィットしていく感じ。今日、お二人にお会いしたいと思ったのは、一緒に住まわれて半年経ったお二人の幸せな気分をわけてもらいたかったのと、カウンセラーをしていく上で結婚に対してのいろんな視点を知りたいと思ったからなんです。


Cさん

結婚に対しての視点。


滝口

結婚も夫婦も千差万別じゃないですか。それぞれに結婚や夫婦の形がある。でも、私は自分の夫婦の形しか知らないので、いろんな夫婦の話を聞いて視点を知りたいなって思ったんです。


Kさん(夫)

たしかに。夫婦っていろんな形がありますもんね。


滝口

そうなんです。じゃあ、さっそく。まず、恋人から夫婦になってきた感じ、あります?


Kさん

銀行口座もいっしょですし、シカゴに駐在している状況なので、彼女は車の免許もまだないですし、なんでもかんでも一緒に行動してるんですよね。だから、いい意味でとても落ち着いてる、というのが実感です。



滝口

一緒に住むようになって、どれくらいで二人の関係が落ち着いてきたって思います?


Cさん

最初はやっぱりお互いに調整しなくちゃいけないことが色々とありました。買い物でのお金の使い方とか、外食の頻度とか、どのテレビ番組を観たいかとか。


滝口

調整(笑)。物事を課題解決視点でとらえるCさんらしい言葉遣いですね。具体的にはどんなことですか?


Kさん

例えば、ぼくはアメフトが好きなんですけど、有料チャンネルの料金が1シーズン400ドルかかるんです。日本円だと約6万円。けっこう高いですよね。でも秘密裏にするんじゃなくて、自分にとってアメフトがどんなものなのかちゃんと説明して、話して納得してもらうってことをしましたね。


滝口

結婚して最初にすり合わせなくちゃいけないことの1つがお金のことですよね。銀行口座がいっしょならなおさら。


Cさん

私の場合、服のことで話すことが多いですね。服って必要・不必要とはちがうじゃないですか。いいなと思ったら欲しくなる。独身のときだったらだれにも相談せずに買っていたけれど、今は「この服、いいと思うんだけどどう思う?」って相談してます。


滝口

女性の服の相談に対して男の人が打ち返すの、けっこうむずかしそうなイメージがありますが。


Cさん

どんなときに着るの?とかもうちょっと待ったらセールになるかもね、って意見をくれるんです。似たような服もってるからいらないじゃん、なんて言われたらイラッとするかもしれないですが(笑)、押し付けるんじゃなくて話し合えるのがいいですね。


Kさん

相談してくれるんです。


Cさん

ただ、最初は欲しいものにいちいち理由づけしなくちゃいけないのがきついときもありました。独身だったらだれにも相談せずに買っていたわけで、自由が減った感じがして。でも、彼の言い方が上手なところにも助けられてるんです。いつも「いいね」「いいんじゃない」から入ってくれるから相談しやすい。


滝口

否定から入られたら、そのうち相談したくなくなりますよね。


Cさん

しかも、彼に質問されると「たしかに、この服と似たような服持ってるな」って気づかされることもあるんです。独身のとき自由に服を買ってけっきょくほとんど着ないこともあったから、気づかされるのもいいな、って。


<独身のときだったら買わなかった>


Cさん

いい意味で、買い物に慎重になった気がします。例えば、このハロウィンの飾りも1つ3ドルくらいで、高いものじゃないんですが買おうかどうか慎重になりました。彼の転勤でシカゴにいるからずっとこの家に住んでるわけでもないし、引っ越しのことを考えるとできるだけモノを増やしたくないんですよね。



Kさん

(Cさんを向いて)2週間くらい前にも買おうか迷ってあのときは買わなかったんだよね。


Cさん

そうなんです、でも、友だちを家に呼んでホームパーティみたいなこともあるし、飾りは欲しいな、これくらいならいいよね、ってやっぱり買いました。


Kさん

ぼくは独身のときだったらハロウィンの飾りなんて絶対買わなかったから、こういうのも結婚して起きた変化だなって思います。



カボチャを掘るKさん
目がハート
K♡Cと彫られている(笑)

滝口

結婚するといろんなことが変化していきますよね。大変なこともあるけれど、二人が馴染んでいくためのステップでもありますよね。ときにケンカもしてます?


Kさん

いわゆるケンカはしてないと思いますね。彼女がムスッとしているときはありますが(笑)。


Cさん

私が不機嫌になったらだいたい彼が気を遣ってくれて、話し合うきっかけをつくってくれますね。彼は私にとって、夫で旦那なんですが、親友なときもあるし、彼氏のときも、お兄ちゃんみたいに頼りになるときもある存在です。同い年なんですが、長男だからかな、頼りたくなるときもあるんですよね。


滝口

いろんな側面があるんですね。Kさんから見たら、Cさんはどんな存在ですか?


Kさん

そうですね、妻であり彼女であり…あと、犬であり猫でもありますね(笑)


滝口

犬であり猫でもあり(笑)


Kさん

彼女に言ったことがあるんです、「犬と猫をいっしょに飼っている気分になるときがある」って。犬って玄関で尻尾を振って帰りを待っててくれるじゃないですか。彼女は帰りを待っててくれる犬みたいな可愛らしさがあるんですが、一方で、猫みたいな気ままさもあるんです。夜中に急にお腹空いたって言い出して食べ始めたり。


滝口

なるほどー。Cさんってしっかりした女性で論理的に話すキリッと女性なイメージがありますが、旦那さんの前ではじゃれて可愛らしい人なんだということがよくわかりました(笑)。



<二人でいるからよりよい人生にできる>


滝口

抽象的でむずかしい質問を乱暴にしてみますが、ズバリ「結婚って結局なんですか?」って聞かれたらどう思います?


Cさん

むずかしいですね…私が結婚したいなと思ったのは、だれかと一緒になった方がよりいろんなことを経験できるし、結果、人生がもっと楽しくなりそうって思ったからなんです。いま、二人でいるからこそよりよい人生にできている気がします。だから、一人で生きていけると感じる方は、無理に結婚する必要はないような気がしますし。


Kさん

頼り頼られなところが結婚だなって思います。


Cさん

一人より、二人でいた方が平和なんですよね。


滝口

それは面白いですね。争いって他人がいるから生まれる、一人だったら生まれないのに、でも、二人でいる方が平和なんですね。


Cさん

一人だといろんなことで考え込んじゃうこともありますが、二人だと頼ったりさらけだしたりして話し合えるからむしろその方が平和、というか、平穏な気持ちになれるんですよね。


滝口

いま結婚して半年くらいですが、これから先の未来がこうなったらいいな、なんてイメージはありますか?


Cさん

そうですね、子どもはいつかできたらいいなとは思いますが、授かり物だしどうなるかわからないですね。そもそも、いま、彼の転勤でシカゴに住んでいるのでこれから先のことってわからないことが多いんです。自分たちがフレキシブルでないとむずかしい環境なんですよね。


Kさん

未来に対して準備はしつつ、固められないところが多いですね。


Cさん

なるようにしかならないから、何も考えないわけじゃないけれど、コントロールしようとはしてない、という感じです。


滝口

婚活を始めたころのCさんとは全然違う気がします(笑)。もっと自分で自分の人生をコントロールしたがっていたような。


Cさん

まさに(笑)。母からもよく言われてたんです、私が悩んだときに「なるようになるよ」って言われて。頭ではわかった気になっても本当のところはよくわかってなくて、自分の人生をコントロールしようとしてましたね。でもうまくできなくて、あらがって苦しんでいた気がします。今なら母の言ってたことがわかるようになりました。


滝口

人生は、どんな行動をとるかは自分で選択できますが、どんな結果になるかはやってみないとわからないし選べない。でも、悩んで立ち止まってしまう人の多くは結果の方に意識がいっちゃってるから、行動を選べないんですよね。動いて初めて見えてくることも多いのに。Cさんの言うことはまさに「Grand Flow(大いなる流れ)」だと思いました(笑)。人生には大いなる流れがあるから、その流れにのることが大事だと思います。


Cさん

そう、Grand Flowかもです(笑)。彼が流れにのるのが上手なんです。センスがいいんですよね。こっち行った方がいい気がする、って直感的に選べる人。



Kさん

ぼくはそもそもいろんなことに対しての期待値が低いんです。最低限、これくらいのことがあればいい、だからそれ以上になるんだったらどんな選択でもいいんじゃないかな、って。


Cさん

彼は最悪のことを考えていて、それよりマシだからいいじゃんってきもちを楽にさせてくれるんです。


滝口

Cさん、結婚して本当にいろんな価値観が変わったんですね。この先もいろんな変化がありそう。今は結婚して半年くらいですが、また半年経って結婚1年後にもまた話を聞かせてください。


CさんKさん

はい、ぜひ!


滝口

それとは別に、日本に帰国されたらまた飲み会しましょうね。


CさんKさん

(笑)


滝口

今日はありがとうございました。


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