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執筆者の写真Grand Flow

【成婚3ヶ月後インタビュー】#1 寡黙な男性が話し好きな女性と出会ってどう変わったのか

更新日:2024年12月10日




Grand Flowは退会されたあとも会員さんとお話をしたりご飯を食べたりしてコミュニケーションをとっています。結婚後も相談に乗ります!という名目ですが、その実、幸せなきもちをわけてほしくて。


今回はGrand Flowを成婚退会された塾講師のYさんと、その妻のSさんのお二人にお話を伺いました。


Yさんの婚活歴

2023年2月 Grand Flowで婚活開始

2024年1月 Sさんと初めて会う

2024年5月 成婚退会

2024年6月 入籍

2024年7月 同居スタート



<寡黙な夫と話し好きな妻>


滝口(Grand Flow)

お会いするのは、6月にYさん・Sさん・Sさんの結婚相談所の仲人さんとみんなでお食事会をして以来ですね。入籍・同居してから約3ヶ月。どうですか、結婚は?


Yさん(夫)

思ったより楽しいです。


Sさん(妻)

思ったより?


Yさん

(笑)。家に帰ったときに人がいてくれる、というのがやっぱりうれしいです。



滝口

Yさんは婚活を始めた動機として「長期休みのときに訪れる寂しさがどうしても気になっていた」とおっしゃってましたよね。


Yさん

まさにそうなんです。それと、結婚って相手に合わせるためにもっと我慢しなくちゃいけないと思っていたんですが、思ったよりものびのび自由にできている気がします。


滝口

Sさんは、結婚する前に思っていたイメージと一緒ですか?それともちがう?


Sさん

私、3年くらい婚活を始めるかどうしようか考えていた時期があるんです。結婚したら自分の自由が減って、窮屈になるんじゃないか・我慢しなくちゃいけないんじゃないか、って思っていて。


滝口

結婚したらイメージがちがっていた?


Sさん

そうなんです、イヤだと思ったら言える雰囲気が2人にはあって、話し合って解決できるんだなって。だからお互いに気を使うことは必要ですけれど、話し合うことで信頼関係も深くなっていくし、結婚=自由が減るとはちがうなって。


滝口

ケンカすることはあります?


Yさん

ケンカは…ほとんどないですね。


Sさん

彼は寡黙だから、ときに説明が足りなくてモヤモヤすることはあります。そんなときは「もっとちゃんと言って。説明して」って言います。


滝口

具体的に、どんなときに説明してほしいって思われました?


Sさん

すごく細かいことですけど…旅行先で電車に乗ったんですが、すごく混んでたんです。さらにどんどん人が乗ってくるから彼が特に何も言わずに車両の奥の方にずんずん進んでいって。


Yさん

最初は戻って来られるだろうと思っていたんですが…。それに、降りる駅はお互いわかっているから問題ないはず、って思ってたんです。でも、何か一言伝えればよかったって今は思います。


Sさん

彼は何か気になることがあるととても集中力を発揮するので、ときに私の話を聞いてないときがあるんです。レスポンスがまったく返ってこないし。でも、「聞いてる?」ってちゃんと確認するようにして、少しずつリアクションをくれるようになりました。


滝口

ご自身でも意識されてるんですか?


Yさん

そうですね、自分でも以前より意識していると思います。それに、まわりの人からも「話しかけやすくなった」って言われることが増えました。


滝口

それはすごい。具体的にはだれに言われました?


Yさん

上司には「雰囲気が柔らかくなったから、話しかけやすくなったよ」って言われまして。あと塾の生徒からも声をかけてもらう回数が増えたんです。


滝口

一方でYさんがおしゃべりになったわけではないですよね。上司の方や塾の生徒から見て、何が変わったんですかね?


Sさん

表情のやわらかさな気がします。以前より笑顔が増えたから話しかけても拒絶されない感じが出たんじゃないかな。言葉数は少なくても表情が語っている気がします。


滝口

ご結婚されて3ヶ月で大きな変化ですね。Yさんはご自身でもそれを感じます?


Yさん

彼女と一緒にいることで、安心して自分の素を出せるようになったんです。だからこそ、他の人に対しても自分を出せるようになったのかもしれません。


滝口

長く一人暮らしをされていたYさんにとって、一緒に暮らしていつもコミュニケーションをとる方ができて信頼関係が深まっていったからこそ、その影響は仕事にも出たんでしょうね。



<結婚=自分をさらけ出すチャレンジの日々>


滝口

抽象的で答えにくい質問だとは思うのですが、あえてストレートに聞くと「結婚って何」だと思いますか?


Sさん

自分をさらけ出し続けるチャレンジをしている気がします。


滝口

え?想像もつかなかったお返事です。もう少し詳しく教えてください(笑)


Sさん

私は医療に従事していますが、それは社会の中での自分の役割・肩書きですよね。社会の中での役割はもちろん重要なんですが、でも社会的な関係の中では人との距離感ってやっぱりありますよね。でも、そういう役割とか肩書きを外して、素の自分でも人と関係を築きたいって思ってるんです。


滝口

その相手がYさん?


Sさん

そうです。機嫌がいいときも悪いときも、体調がいいときも悪いときも、だれよりも近くにいてくれる彼に自分をここまで見せられた、見せても受け入れてくれた、というのを繰り返している。自分を知ってくれてるんだ、というのが本当の穏やかさにつながるんです。



滝口

安心できるからさらけ出すんじゃなくて、さらけ出して自己開示していくからますます安心できるようになる?


Sさん

そうです。そうやって絶対的な安心感を育てていっている感じですね。それに日々トライするのが結婚。そんなイメージです。だからこそ、相手のことも知りたい・もっと表現してもらいたい、そう思います。


滝口

うわー、おもしろいですね。Sさん、結婚生活に対して真摯ですね。


Sさん

真面目なのかもしれません(笑)。でも、結婚していっしょに暮らせばだれでも安心できるわけじゃないと思うんです。人がいるからこそ孤独を感じることもある。孤独って壁をつくって相手に自分を見せなかったり、自分自身を受け入れてないときに感じるものだと思うんです。


滝口

二人で暮らしているからこそ感じる孤独…たしかにありえますね。


Sさん

そうじゃない夫婦になりたい、そのために毎日さらけ出すチャレンジをしている気がしてます。



<結婚=自分の地図を広げること>


滝口

一方で、Yさんは結婚って何だと思います?


Yさん

そうですね…自分の地図を広げる作業な気がしてます。


滝口

地図?


Yさん

結婚してから妻のいろんな友だちと会うようになったんですが、今まで交わらなかったタイプの人が多いので、自分にとって新しい経験をしているんです。


滝口

Sさんのご友人はどんな方が多いんですか?


Yさん

素敵な人が多いんですよね。それに友だちだから今後の関係性も続いていくじゃないですか。だから、その場で終わりじゃなくてちゃんと記憶にとどめて関係性をつくっていきたいって思います。


滝口

だからこそ「自分の地図」なんですね。それにしても、結婚に対してのイメージがお二人で逆向きなんですね。Sさんは夫のYさんを通して自分の内面を見つめている。YさんはSさんのご友人に会って外に自分の世界を広げていっている。おもしろいです!




<今回のインタビューを受けて>


滝口

まだ結婚されたばっかりですけれど、未来に対して何かイメージありますか?


Sさん

ただふたりでいるだけでも楽しいけれど、単調に日常が続いていくだけでももったいないので、変化を起こすために、ふたりの共通の目標として家をいつか建てたいねって話してるんです。


滝口

家ですか!いいですね。


Sさん

まだ全然わからないですけどね。いつか建てられたらいいなって私が言ったのを、彼もいいねって賛成してくれて。


滝口

建てられたら遊びに行かせてください!


Yさん

ぜひ(笑)。まだどうなるかわからないですけどね。


滝口

お互いを信頼できて安心した関係の上で、変化を起こすための共通の目標もある。素敵な夫婦だと思います。きっとこれからも変化されていくと思うので、ひきつづきまたお話を伺わせてください。


Sさん

今回「結婚って何?」って聞かれて自分でも想像してなかった言葉が出てきて、自分は変化してきているんだなーって思いました。質問されることで自分の意識にフォーカスできたし、自分が彼のことをどう思っているのかとか、逆に彼がどんなことを思っているのかを聞けたのも面白かったです。


Yさん

話すと整理されますね。「結婚って何?」なんて自分は考えてなかったですけれど、言葉にできたら自分でもそれを大切にできるので。


滝口

そうおっしゃっていただけてうれしいです、またお会いしましょう!






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